特定非営利活動法人 臨床トンネル工学研究所

山口県知事認証番号 第197号

研究所概要

  • 名称特定非営利活動法人 臨床トンネル工学研究所
  • 設立2005年4月
  • 連絡先info@citt.jp

設立趣旨

 わが国は国土面積の多くの部分を山地が占めており、地質的にも付加帯などで説明されるように脆弱かつ複雑な状況となっています。また、都市間交通路の建設に際してはトンネルに依らざるを得ないことがしばしばあり、最近では都市近郊の交通の輻輳の緩和のためのバイパスの建設に際しても用地取得の難しさなどから住宅地近傍においてトンネルの掘削が行われることもあります。
 一方、トンネルの掘削に関する技術は多分に経験工学的な性格が強く、技術の発展が普遍的になりにくい側面を持っています。とくに、トンネルの建設に際して行われる計画、調査、設計、施工、維持管理といった各段階での担当者間の情報交換の不十分を補うために中立的な立場からの公平な評価の必要性が感じられます。さらに、トンネル建設に関して生じる周辺環境に対する影響(騒音、振動問題や渇水問題等)に関する評価も重要な問題となっています。
 このようなことから臨床トンネル工学研究所では、自治体等の技術職員、コンサルタント技術者、建設会社技術者等の応援を得てトンネル建設、維持管理に関する技術の振興、さらには世界に誇るわが国のトンネル技術の学術的発展に努めてきました。
 臨床トンネル工学研究所は、このような活動を将来にわたり持続し、かつ発展させ、さらには大学と一般技術者との協力関係も構築するため、特定非営利活動法人格を取得し、トンネル建設、維持管理に関する技術の普及振興、学術的発展を実現し、もって県民、国民の福利、繁栄に寄与するものであります。

臨床トンネル工学とは

医学でいう臨床医学にたとえ、トンネル工学の名医を育てるための学問として、中川浩二理事長が2002年に提言しました。病人の診察、治療と同様に、トンネル建設における経験的事実を対象とした実証的トンネル工学と位置づけられます。

事業内容

  • ◆トンネルの建設と維持管理に関する情報収集と提供に関する事業
  • ◆トンネルの建設と維持管理に際して中立的立場から技術的評価を行う事業
  • ◆トンネルの建設と維持管理に際して関係住民の理解と合意形成を図るための事業
  • ◆トンネルの建設と維持管理に際して技術力の向上とその技術を学術的成果として展開するための事業

事業報告

総会議案【会員のみ】

規程

会員名簿

入会案内

当研究所では、活動趣旨にご賛同いただける個人・法人の方の参加を受け付けております。
入会ご希望の方は、下の申込書をダウンロードしすべての項目を御記入のうえ、臨床トンネル工学研究所事務局宛てにメールして下さい。

登録情報更新

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